ジャンパー膝は、ジャンプをすることにより膝周辺をケガしてしまう疾患です。スポーツをしている時に発症しやすく、スポーツ中に膝が痛くなった場合、ジャンパー膝の疑いがあります。 この記事では、ジャンパー膝の症状や原因、痛み解消法について解説しております。
記事の最後には、柔道整復師・鍼灸師の視点からジャンパー膝に対する施術方針も書いております。 ぜひ最後までご覧いただき、あなたのジャンパー膝改善のお役に立てると幸いです。
1.ジャンパー膝の症状
膝の痛み、ジャンプした時や着地した時に痛み 膝の中心にある“膝蓋靭帯”という靭帯の部分に痛みがでます。場所としては膝のお皿にすぐ下辺りです。炎症が起きて間もないときには、熱をもって赤く腫れあがることもあります。
膝蓋靭帯とは
太ももの前にある「大腿四頭筋」が膝の骨に付着する部分で膝蓋靭帯になり脛骨粗面という部分に付着している靭帯のことです。
2.ジャンパー膝の原因
“ジャンプ”などの動作を繰り返す
バスケットボールやバレーボールなど協議中にジャンプを繰り返すことにより膝蓋靭帯の部分に負荷が加わり続けジャンパー膝を発症します。
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が硬い
ジャンパー膝で損傷する膝蓋靭帯は大腿四頭筋と繋がっています。大腿四頭筋が硬くなっていると繰り返し動かした時に膝蓋靭帯にストレスが加わりやすくなってしまいます。
成長期で急激に身長が伸びる
身長が伸びているということは、骨が伸びているということです。骨が伸びているにも関わらず筋肉は同様に伸びてくれません。骨よりも筋肉の方がのびる成長が遅いということです。その結果、大腿四頭筋や膝蓋靭帯は伸ばされやすい状況になります。
3.ジャンパー膝の痛み解消法
急性期は患部を冷やす
ジャンパー膝を発症してすぐは、まずアイシングします。患部をアイシングすることにより炎症をおさえる作用があります。
膝をホットタオルであたためる
膝を温めることで膝の血流が促進されてジャンパーの軽減・予防になります。オススメは、「ホットタオル」です。少し水で濡らしたタオルをレンジでチンしましょう。ホットタオルを膝に当てて5~10分温めましょう。 注意点としては、痛みがでて間もないときは、温めてはいけません。患部の皮膚を触ってみると熱を持っているときは、温めるのはNGです。
4.オーダーメイド整体のご提案
“はり”で膝の痛みを改善 鍼には、鎮痛効果があります。大腿四頭筋や膝蓋靭帯に鍼を刺すことによりジャンパー膝の痛みを軽減し、治癒促進する期待できます。筋肉に痛みがでている部分に関しては、筋肉に直接鍼を刺して痛みを改善していきます。またジャンパー膝改善に効果的なツボに鍼を施して症状を改善させます。
“きゅう”で血流促進 きゅうで膝周辺を温め血流促進します。血流が促進されることにより筋肉が柔らかくなり痛みを軽減させる効果があります。さらに血流促進することにより筋肉の治癒促進につながります。
“整体”で膝周辺の関節を矯正 膝の変形を治すためには、膝以外の関節にもアプローチする必要があります。一番ポイントに置いているのは、足首(足関節)です。足首は、地面設置するときに負荷がかかりやすい関節でありながら膝関節に非常に近い位置にある関節です。膝関節のゆがみを矯正しても足首が変形してしまっていては、ゆがみは改善しません。このように膝関節のみではなく、その周辺の関節の変形を矯正していくこともジャンパー膝の症状改善のために重要なことになります。
まとめ
ジャンパー膝の原因や対策について書きましたが、大腿四頭筋が硬いこと使い過ぎがよくないことがわかっていただけたと思います。ジャンパー膝の痛み解消法を実践して痛みが軽減・改善しない場合は、鍼灸整骨院や整体院などに通院してみるのも検討してみてください。
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両村鍼灸整体院
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記事の執筆者
両村 亘祐(りょうむら こうすけ)
1990年4月10日生まれ
鍼灸師/柔道整復師
愛媛県松山市の両村鍼灸整体院で院長を務める。
臨床経験は11年で、年間約3000人の施術を行う。
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