シーバー病の原因と施術方針
- 両村鍼灸整体院
- 3月29日
- 読了時間: 4分
今回の記事では、成長痛の一種であるシーバー病の症状や原因、痛み解消法、予防法について解説しております。 記事の最後には、柔道整復師・鍼灸師の視点からシーバー病に対する施術方針も書いております。 ぜひ最後までご覧いただき、シーバー病改善のお役に立てると幸いです。

シーバー病の症状
かかとが腫れる、歩くとかかとが痛い
10歳前後の男の子にみられることが多く、かかとが腫れて、歩くと痛みがでます。かかとの痛みを避けるようにつま先歩きになることもあります。

シーバー病の原因
発育期で骨が完成していないときに負荷の強いスポーツをする
いわゆる成長痛ですが、かかとの骨が未完成の状態で、激しいスポーツをするとシーバー病になってしまいます。詳しく説明するとかかとの骨にアキレス腱がくっついている部分があります。走ったりジャンプしたりを繰り返すことによりアキレス腱が伸び縮みを繰り返して、踵の骨に引っ張られる力が加わり炎症が起きてしまいます。
ふくらはぎ、アキレス腱が硬い
ふくらはぎやアキレス腱が硬いとシーバー病になりやすいといえます。かかとの骨にくっついているふくらはぎの筋肉やアキレス腱が硬いと、走るジャンプするなどの際に伸び縮みしたときにかかとの骨を引っ張る力が余計にかかってしまい、炎症を起こしやすくなります。

シーバー病の痛み解消法&予防法
練習後は15分間アイシング
※アイシングが必要なのは、すでにシーバー病を発症している場合のみです。 アイシングは、シーバー病の炎症おさえるために行います。運動をした後にはかかとが熱を持っています。かかとを冷やすことによって炎症を起こさないようにする効果があります。
ふくらはぎやアキレス腱の筋肉をストレッチ
ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性をつけてかかとにかかる負担を軽減していきます。
ふくらはぎのセルフマッサージ
ふくらはぎをマッサージすることにより、筋肉疲労回復効果や痛みの軽減につながります。

オーダーメイド整体のご提案
“はり”でふくらはぎやアキレス腱の血流促進
ふくらはぎやアキレス腱に鍼を刺すことで、筋肉に微かに傷をつけます(この傷は、健康的な傷といわれています)鍼を刺した部分は、血流が促進されます。血流が促進されることにより自然治癒力が向上して、凝り固まった筋肉を柔らかい筋肉へ変えていきます。 また鍼は、鎮痛効果もあるため、症状改善が期待できます。
“きゅう”で血流促進
シーバー病の痛みの出ている部分は、筋肉の硬さがあります。筋肉が硬い部分は、血流が悪くなっています。その部分にきゅうをすることで血流促進となり筋肉が柔らかい状態に近づきます。
“整体”でストレッチや揉みほぐし
原因となる筋肉をストレッチや揉みほぐすことで、ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性を高めます。
まとめ
シーバー病の原因や対策について書きましたが、発育途中で骨が完成していないときに負荷の強いスポーツをすることやふくらはぎ、アキレス腱の柔軟性が不足していることが原因として挙げられます。シーバー病の解消法や予防法を実践して症状が軽減・改善しない場合は、鍼灸整骨院や整体院などに通院してみるのも検討してみてください。
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両村鍼灸整体院
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記事の執筆者

両村 亘祐(りょうむら こうすけ)
1990年4月10日生まれ
鍼灸師/柔道整復師
愛媛県松山市の両村鍼灸整体院で院長を務める。
臨床経験は12年で、年間約3000人の施術を行う。
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